乾癬は、頭皮、ひじ、ひざ、すねなど全身にフケのような落屑をともなった赤い斑点ができるだけでなく、爪が分厚くなったりします。
皮膚症状がとても治りにくく、治療を受けても、満足のいく治療効果が得られないことが多かった皮膚病です。
乾癬は、感染症ではありませんので、人にうつることはありませんが、患者さんによっては関節が変形する(乾癬性関節炎)こともあり、その場合は早期の治療が重要です。
これまで、塗り薬、光線療法、飲み薬の治療が中心でしたが、「生物学的製剤」が使用できるようになってから、皮膚症状が完全に消えるほどまでに効果が得られることがあります。
「生物学的製剤」とは、抗体を使う治療法のことです。抗体がピンポイントで作用するため、効果が強いことが特徴です。
抗体と言っても、他人の血液から取り出したものではなく、製造されたもので、混入による感染症の心配はありません。

<乾癬の治療に使用できる「生物学的製剤」>
■IL-17製剤
・セクキヌマブ(コセンティクス Ⓡ)
・イキセキズマブ(トルツ Ⓡ)
・ブロダルマブ(ルミセフ Ⓡ)

■IL-23連製剤
・グセルクマブ(トレムフィア Ⓡ)
・リサンキズマブ(スキリージ Ⓡ)

■TNFα製剤
・アタリムマブ(ヒュミラ Ⓡ)

■IL-12/23製剤
・ウステキヌマブ(ステラーラ Ⓡ)