当院の方針
アトピー性皮膚炎をはじめとした主な皮膚の病気(皮膚疾患)について、日本皮膚科学会は診療ガイドラインを作成しており、治療効果が検証された最新の検査法・治療方針を示しています。当院ではそれぞれの皮膚疾患についての最新の診療ガイドラインに基づいて、保険診療を中心とした的確な検査・治療を行います。
当院では、アトピー性皮膚炎や乾癬(かんせん)といった、これまでどうしてもよくならなかった皮膚の病気の治療に取り組みます。医学の進歩により、これらの病気の治療成績は、以前に比べ随分と向上しています。また、ヘルペス、いぼなどの感染症、じんましん(蕁麻疹)や薬疹(薬剤アレルギー)といったアレルギー、天疱瘡(てんぽうそう)、水疱性類天疱瘡(るいてんぽうそう)や遺伝性血管性浮腫といった厚生労働省が定める指定難病、皮膚癌やほくろの癌(悪性黒色腫)など心配な皮膚のできものなど、幅広い皮膚疾患の診療を行います。
より専門的な検査や治療が必要な患者様については、大阪大学医学部附属病院皮膚科をはじめ、国立病院機構大阪医療センター、大阪国際がんセンター、大手前病院、住友病院、JCHO大阪病院、日生病院、大阪警察病院、NTT西日本病院といった基幹病院の皮膚科と連携して診療を行います。
- アトピー性皮膚炎
- 乾癬(かんせん)
- じんましん(蕁麻疹)
- にきび(痤瘡)
- 薬疹・薬剤アレルギー
- 遺伝性血管性浮腫
- みずむし(白癬)
- いぼ(尋常性疣贅)
- 口唇ヘルペス(単純疱疹)
- 帯状疱疹(ヘルペス)
- みずいぼ(伝染性軟属腫)
- 掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)
- 円形脱毛症
- やけど(熱傷)
- かぶれ(接触皮膚炎)
- しっしん(湿疹)
- とびひ(膿痂疹)
- たこ(胼胝)魚の目(鶏眼)
- 日焼け(日光皮膚炎)
- 床ずれ(褥瘡)
- 男性型脱毛症(AGA)
- 膠原病・自己免疫疾患
- 水疱症(天疱瘡・類天疱瘡)
- 感染性粉瘤
対象となる主な疾患
アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎は,痒みと湿疹を繰り返す病気で,多くの方は「アトピー素因」を持つと考えられています。
アトピー素因とは、両親のどちらかに気管支喘息、アレルギー性鼻炎、結膜炎、アトピー性皮膚炎があったり、体がIgE抗体を作りやすい体質のことを言います。
乳幼児期から発症し、小児期に治ることもありますが、治らずに繰り返し、症状が成人まで持続すると特徴的な湿疹が慢性的にみられます。
乾癬
乾癬は、頭皮や髪の生え際、ひじ、ひざなど比較的外からの刺激を受けやすいところに出やすい皮膚の赤みと銀白色のフケのような鱗屑(りんせつ)が特徴です。炎症症状を伴い慢性の経過をとる病気です。
他の人に感染する病気ではありません。
乾癬は手足の関節や、首から背骨、アキレス腱、足の裏などに痛みや、腫れをともなう乾癬性関節炎や、高熱と皮膚の赤みに膿(うみ)[膿疱(のうほう)ができる膿疱性乾癬などがあります。
初診の方へ
初診の方は下記のものをご持参ください。
- ◎マイナンバーカード(お持ちでない方は有効な健康保険証)
毎月確認が必要となりますので、再診時も月初めの診察時にお持ちください。
- ◎紹介状
病状の把握をよりスムーズに行う事ができますので、紹介状をお持ちの場合は、ご持参ください。
- ◎処方されているお薬、またはおくすり手帳
お薬を服用している方はお持ちください。